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ベビーコラーゲン注射の注意点とリスク
アレルギーリスクがほとんどないベビーコラーゲン注射。リスクが比較的低いことで知られていますが、トラブルが全く発生しないわけではありません。ここでは術後の経過、副作用など、ベビーコラーゲン注射を受ける際の注意点を紹介しています。
術後の経過とダウンタイム
ベビーコラーゲン注射の経過とダウンタイムの時間から気を付けるべきポイントを見ていきましょう。
短いダウンタイムで普段通りの生活
ダウンタイムはおよそ1週間です。注射した箇所に腫れや赤みが帯びてきますが、2~3日程度で目立たなくなります。ただし、内出血や感染症が生じた場合はもっと長くなることも考えられます。
針を刺すことで周囲の血管を傷つけて、内出血を起こす可能性もあります。内出血が起こると紫色に変色しますが、1~2週間ほどで色味が戻ることがほとんどです。
ダウンタイムが短いベビーコラーゲン注射の特徴として、施術当日からメイクができる点が挙げられます。ですが、施術直後は感染症予防の観点から控えるように指示されることもありますので、当日のメイクが必要な場合は、事前に確認を行なってください。
副作用も理解しよう
ベビーコラーゲン注射を注入した結果、注入箇所に赤みを帯びたり、かゆくなったりと副作用がでる可能性も考慮しなければなりません。アレルギーが生じたら、以下のような症状に見舞われることがあります。
- 頭痛
- 吐き気
- 視界がかすむ
- 関節痛の悪化
日常生活においても十分なり得るものなので、ベビーコラーゲン注射の副作用と関連づけて判断するのは難しいかもしれませんが、ベビーコラーゲンを注入した後は、上記のような症状が出てくるかも…。と、念頭に入れておくと対応の早さが違ってきますので、覚えておいて損はないでしょう。
すぐに修正ができない
ベビーコラーゲン注射は「仕上がりが気に入らない」と、言っても修正ができません。ヒアルロン酸のように成分を分解することができないので、その点は注意が必要です。ただし、一生修正できないままというわけではありません。
ベビーコラーゲンの成分であるI型、III型コラーゲンは、体内に吸収される性質を持っています。注入部位や注入する量などにより個人差がありますが、吸収にかかる期間は数ヶ月~1年半ほどです。
また初回は吸収までの期間が短いため、仕上がりに不満があっても数ヶ月経過すると元に戻すことができます。
術後に日常生活で気を付けること
術後の日常生活での注意点についてまとめました。
血行を促進する行動は控える
施術当日の飲酒やサウナ、激しいスポーツなどの血行促進作用のある行為は、内出血を引き起こすリスクを高めてしまいます。細い針を使用するため短時間のうちに注入穴は塞がりますが、血液の流れが激しくなると、穴が開いて出血の可能性が高くなります。
赤みが残ることがある
稀に針痕が目立ち、赤い点として残ることもあります。この症状は数日で消えることが多く、メイクによって目立たなくさせることはできます。注入後は強くひっぱったり、ひっかいたりする行為は、皮膚に悪影響を与えるので、控えた方が良いでしょう。
術後すぐの禁煙
喫煙は循環器・呼吸器系に悪影響を及ぼすことはよく知られていますが、実は体内のコラーゲンも破壊してしまいます。コラーゲンを注入しているのに、コラーゲンを破壊する行為を取ってしまうと効果を半減してしまうかもしれません。そのため術後すぐの喫煙は避けた方が良策です。
喫煙はコラーゲン破壊のほかにもシミやシワ、たるみの原因になり得るので、若く見える肌を手に入れようと思っている方は、喫煙は避けるべきです。この機会に禁煙に挑戦してみるのも良いでしょう。
マッサージはコラーゲンの吸収を早めてしまう
注入した部位を強くひっぱったり、こすったり、マッサージを行ったりすると、コラーゲンの吸収を早める可能性があり、効果の持続期間の減少に繋がってしまいます。しかし、しこりや凸凹がある場合は軽くマッサージをした方が良いケースもあるので、医師の指示に従うことが大切です。
献血ができない
ベビーコラーゲンは人の胎盤から抽出したコラーゲンです。不活化処理を行っているとはいえ、肝炎やHIVの可能性が0%と言うわけではありません。そのため、献血による社会貢献ができなくなります。
ベビーコラーゲン注射が不向きな部位もある
ベビーコラーゲン注射に不向きな部位が存在します。注入したい箇所が該当しないか確認していきましょう。
目元のクマには注入できない可能性あり
クマの種類によっては、ベビーコラーゲンが持つ色味(白色)が浮き出て、不自然な仕上がりになったり、皮膚が凸凹になってしまったりするケースもあるため、場合によっては注入ができないこともあります。
深いしわは断られることもある
小じわや額・眉間のしわなど、細かいしわの改善に期待できるベビーコラーゲン注射ですが、深いしわには上手にアプローチできません。そのため施術前にしわの状態をしっかりと把握することが大事です。
見極めが不十分だと、高い費用を払ったわりに効果を実感できなかったり、注入箇所が白っぽい色合いになったり、内出血が発生したりと、トラブルに見舞われる可能性が高くなります。
ベビーコラーゲン注射を受けられない方
- 妊娠の可能性がある方
- 妊娠中の方
- 授乳中の方
トラブルが少ないとされるベビーコラーゲン注射ですが、100%の確立でリスクがないと言い切れるデータは確認できていません。そのため、妊娠をされている方や授乳中の方は、治療を避けた方が良いでしょう。どうしても治療をしたい方は、医師と相談の上、治療開始のタイミングを決めていきましょう。
また、薬剤を注入してアレルギーを起こした経験や服用中の薬、持病をお持ちの場合は、できる限りの詳細を医師にお伝えして、トラブルを起こす可能性を少しでも減らさなくてはなりません。これらをしっかり理解した上で、ベビーコラーゲン注射を受けるようにしましょう。
ベビーコラーゲン注射を受けられる全国のクリニック
全国にあるベビーコラーゲン注射を受けられるクリニックを調査しました。エリアは今後増えていく予定です。クリニックをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。